講師の集まりの中で色々教えられました。
保護者の中にはこんなことを言われる方がいます。
「高校のことはまだよくわからないから、
しばらく様子見て、
必要だと思ったらその時はまたよろしくお願いします。」
もちろん、ほとんどの生徒は高校に行っても続けます。
でも、
高校入試が終わって塾をやめる子が少数でもいるのも事実。
寂しい・・・
そういう話の中で、
今年講師を(大学を)卒業する講師が言いました。
「様子見て秋までは続けさせるべきや!」
その理由は?
「英語でも数学でも、最初に大事なことを習う。
中学とは全然違う。
高校は中学の延長ではない。
秋まで塾に行きながら様子見て、
それで、ひとりでできると思ってからやめたらいい。」
それに対して、別の講師が、
「まずいっと思った時にはもう遅い。
自分がそうだった。
途中から塾(個別ではない)に行ったけど、
最後まで数学はわからんかった。
取り戻せんかった。」
聞いていた社会人講師やほかの大学生たちもうなずいています。
「教える方も、いったんわからんと思ってきた子に教えるのは大変。
労力も気力も倍使う。
最初から順番に教える方がラクやし、
教えられる方もラクに違いない。」
でも、
「お世話になりました。いったん様子見ます。」
って考えている保護者の方に、
「続けたほうがいいですよ。」
とお話しても、真意が伝わるどころか、
いやな思いを持たれる方もいるかも・・・
「別に塾のために、続けるべきってゆーとんちゃうねん。
続けて勉強して、
高校がラクちんと思ったら、その時やめたらええやん。
自分はラクちんと思ったことないけど・・・」
確かに、
本人が「わからない」と自覚したときにはもう遅い。
つまずきはそのだいぶ前に起こっているという話は新しいことではありません。
少なくとも、教育に関わる人はみんな知っていること。
中学から高校へのこの時期は、一つの区切りです。
ですが、
塾が必要・不要の判断をするには早すぎるということでしょうか?
大学生にこんなことを教えられるとは・・・
それも、経験則からの意見なので、
かなり説得力がある・・・
社会人講師には及ばないかもしれませんが、
経験を積んだ大学生講師は、しっかりしています。
持論があり、自身ももっています。
しがらみとかがなく、
損得もなく、
純粋に生徒のことを思って的を得たアドバイスができる!
大学生のいいところかもしれません。
それにしても、
こんないい子たち(講師のことです)のうち数人が、
卒業と引越しで塾を去っていくのは本当に残念です・・・
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